こんにちは、シゲです。
・部下に仕事を任せられない。
・結局自分で仕事をこなしてしまう。
・なんで、任せられないのかわからない。
・部下に任せるためには、どうすればいいか?
というお悩みにお答えしていきます。
- 1: 部下に仕事を任せられない原因は?
- 2: 部下に仕事を任せるデメリット・メリット
- 3:部下に仕事を任せるためにするべき行動
「部下の出来が悪くて、仕事を任せられない…」「でも、自分の仕事量が増えて辛い…」と悩んでいませんか?
確かに、部下との関係性が悪化したりすると、仕事の負担が自分にきて労働時間が長くなり、ストレスが半端ないですよね。
しかし、部下に仕事を任せるのは、思っている以上に難しいですよね。
部下に説教するのもめんどくさいし…と板挟みになるのは、心情的に厳しいはず。
そこで、本記事では、部下に仕事を任せるコツを紹介します。
部下に成長してもらい、自身の仕事の負担を減らしたいという方は、本記事を参考に部下との関係性改善のきっかけにしてみてください。
11年勤めていた会社で、部下や派遣社員を5人ほど指示を出していた私が、ノウハウを共有しますね。
1:部下に仕事を任せられない原因は?
部下に仕事を任せられない原因は、下記3つになります。
- 部下を信頼していない
- 結局自分で仕事をこなしてしまう
- 自分の地位を、保ちたい
では、詳しくみていきましょう。
部下を信用していない
部下を信用できていないことは、部下に仕事が任せられない原因になります。
部下を信用できないことから、「この仕事を部下に任せても、中途半端になってしまうだろう」と予測してします。
また、結果が出ないと、上司である自分の責任になると考えるため、失敗を恐れて、部下に任せられないのも原因の一つですね。
私は初めて部下を持った時は、最終結果を考えてしまい、部下に上手く指示がだせなかった経験があります。
今考えると、「会社から私の評価」だけを意識してしまって、部下のことを信用できていないかったのが原因だったと感じています。
上記理由により、部下に仕事を任せられない原因は、部下を信用していないからです。
結局自分で仕事をこなしてしまう
結局自分で仕事をこなしてしまう行為は、部下に仕事が任せられない原因になります。
最終的に自分で仕事をこなしてしまう人は、部下に仕事を教えてやってもらう時間より、自分がやった時の方が、速く仕事が終わると考えています。
たしかに、短期的にみたら、自分がやった方が速く終わりますし、部下に仕事を教えるのは時間が掛かりめんどくさいですが、その分自分に仕事の負担が掛かっているのも事実です。
長期的にみたら、自分がやった方が速く終わるが、部下に任せた方が、自分に掛かる仕事の負担を軽減することができるため、こちらの方が結果的にあなたは得をしていますよね。
私は、部下を持って1年間くらいまでは、ほぼ自分で仕事を片付けていました。
それでも、部下に指示出しをすることも仕事の一つになっていたため、部下の教育もしていました。
必然的に、仕事量が多くなり、残業時間や休日出勤も増えました。
しかし、部下は定時で上がることができ、「休日楽しく過ごすことができました」という話を聞かされると、結果的に自分が損をしていると再認識させられました。
上記理由から、結局自分で仕事をこなしてしまうことは、部下に仕事を任せられない原因でもあり、あなた自身が損をしている結果になっています。
自分の地位を、保ちたい
自分の地位を保ちたいと考えることは、部下に仕事が任せられない原因になります。
会社での自分の地位を保ちたいと考える人は、「この仕事は私だけできる仕事で、会社から必要とされている。」と考えるため、部下に仕事を任せようとしていません。
そのため、自分が知ってるスキルを誰にも教えないのです。
しかし、あなただけができると思っている仕事は、本当にあなただけができる仕事なのでしょうか?
あなたが、苦労して得たノウハウなだけで、他の人が同じ経験をしたら、他の人でもできる仕事ではないでしょうか?
確かに、苦労して得たノウハウは、貴重だし思入れがあるのは当然です。
しかし、自分だけしか知らないというのは、間違った考え方になっています。
残念なことですが、大半の仕事は誰でも経験さえ積めば、得られてしまいます。
優秀な人なら、あなたが取得した時間より、少ない時間でスキルを取得できるし、すぐに誰でもできるようにマニュアルなども作りますよ。
マニュアルを作られたら、あなたの会社での立場もなくなってしまいますよね。
また、あなたが持っているスキルは、会社固有のスキルだった場合、一般的な市場で考えてみると、あなたに特別な価値はないと言わざるを得ません。
上記理由から、自分の地位を保ちたいと考えていることは、部下に仕事が任せられない原因になり、あなたも結局損をしています。
2:部下に仕事を任せるデメリット・メリット
デメリット
部下に仕事を任せるデメリットは、下記3つになります。
- 相談や会議など関係者との会話が増える
- 自分のやるべき作業を優先できない
- 自分のスキルを上げることが難しい
では、詳しく見ていきましょう。
① 相談や会議など関係者との会話が増える。
部下に仕事を任せるデメリットの一つは、相談や会議など関係者との会話が増えることです。
部下の相談や会議など関係者と会話が増えると、人間関係の辛さが増えます。
部下にわからないところを教える労力は使うし、会議に参加する回数が増え、上司や関係部署などに無理難題を突き付けられることもあります。
人間関係の辛さは、精神的にくるため、メンタルがやられます。
私は部下ができてからは、部下の相談・納期スケジュール会議など急激にやる仕事が増えました。
部下にわからないことを聞かれ、自分の仕事には集中できないし、部下ができるようなるため、マニュアルを作る労力を使いました。
また、会議では、「納期確保は絶対」と無理難題を押し付けられました。
納期遅延の原因は、別部署にあるのは明らかなのに、私や部下が尻拭いをしないといけなくない状況です。
そのため、会議に参加する時は、イライラしながら、どう進めていくか考える日々が続きました。
毎日仕事に行くのが、憂鬱になったのを覚えています。
上記理由から、相談や会議など関係者との会話が増えることは、あなたにとってデメリットになります。
② 自分のやるべき作業を優先できない。
部下に仕事を任せるデメリットの一つは、自分のやるべき作業を優先できないことです。
自分のやるべきことを優先して、仕事をしていると、部下が困った時、部下の仕事が手待ち状態になってしまいます。
部下が何もやっていない時間が増えると、会社的にはマイナスな結果になってしまいます。
そのため、自分のやるべきことの優先を落とし、部下に指示を出さないといけなくなります。
自分のやるべきことが後回しになると、残業や休日出勤で補わないといけません。
そうすると、仕事時間とプライベート時間のバランスがおかしくなるため、ストレスが溜まったり、仕事のやる気が低下してしまうのです。
私は、同じ会社に11年務めましたが、7年目~退職するまで、部下と派遣社員を5人ほど指示を出し続けていました。
部下は徐々に仕事に慣れていったので良かったのですが、派遣社員は3ヵ月に一回は変わるサイクルだったため、毎回始めて仕事を教える必要があり、かなり苦労していました。
また、自分のやるべき仕事も残業・休日出勤で対応していたため、常にストレスが溜まっている状況で、イライラしていましたし、仕事に対してやる気もなくなってしまいました。
上記理由から、自分のやるべき作業を優先できないことは、あなたにとってデメリットになります。
③ 自分のスキルを上げることが難しい。
部下に仕事を任せるデメリットの一つは、自分のスキルが上げることが難しいことです。
部下や関係部署の調整などに使う時間が優先されますので、自分のために使う時間が減ってしまいっています。
そのため、自分のスキルを上げる時間を確保することが難しいため、新しいスキルを覚えるのが難しくなります。
私は、部下ができて3年くらいまでは、マネージメント能力は向上できたため、自分のスキルも向上しているため問題ないと考えていました。
しかし、3年以降~退職するまでは、マネージメント能力も向上しないし、自分のスキルも向上しませんでした。
上記理由から、自分のスキルが上げることが難しいことは、あなたにとってデメリットになります。
メリット
部下に仕事を任せるメリットは、下記3つになります。
- 単純作業の仕事量を減らせる
- マネージメント能力が上がる
- 部下が成長する
では、詳しく見ていきましょう。
① 単純作業の仕事量を減らせる。
部下に仕事を任せるメリットの一つは、単純作業の仕事量を減らせることです。
単純な作業は、誰でも行うことができますが、地味でめんどくさい作業ですよね。
単純な作業を、部下にやってもらうことで、めんどくさい作業を自分でやらなくて済みます。
私は部下に、単純作業は全てお願いしていました。
単純作業は、誰でもできる仕事のため、自己成長しづらい環境になります。
自己成長しづらい環境を、減らすことができたのは、私にとって得になりました。
上記理由から、単純作業の仕事量を減らせることは、あなたにとってメリットになります。
② マネージメント能力が上がる。
部下に仕事を任せるメリットの一つは、マネージメント能力を上げることができます。
部下に仕事を任せ始めた時は、部下は初心者のため、あなたが1~10までやり方教えてあげないといけません。
1~10まで教えるとは、非常に大変ですが、教えるというスキルを磨くことができます。
また、いつまでにこの作業を終わらせる必要があるかを意識して、部下に作業をさせるため、スケジュール管理などのスキルも向上します。
また、部下が手待ちの状態なども作らないため、マネージメントをしないといけません。
上記理由から、マネージメント能力を上がることは、あなたにとってメリットになります。
③ 部下が成長する。
部下に仕事を任せるメリットの一つは、部下が成長することです。
部下に仕事を任せると、部下は、「あなた又は会社に評価されよう」と努力します。
そのため、部下は自分で考えて行動するようになるため、新しいスキルなどを覚えます。
最終的には、部下一人で、任せた仕事はこなせるようになるため、任せた仕事をあなたは手放すことができます。
上記理由から、部下が成長することは、あなたにとってメリットになります。
3:部下に仕事を任せるためにするべき行動
部下に仕事を任せるためにするべき行動は、下記3つになります。
- 誰でもできるマニュアルを作成する
- 思い切って、部下に仕事を任せてみよう
- 部下が失敗した時、あきらめないでフォローしよう
では、詳しく見ていきましょう。
誰でもできるマニュアルを作成する
部下に仕事を任せるために、するべき行動は、誰でもできるマニュアルを作成することです。
まず、マニュアルを作れば、あなたが忙しい時でも、部下にマニュアルを渡せば、ある程度のことは、部下一人でこなすことができます。
また、自分でマニュアルを作ることで、その仕事について細かい箇所も調べるため、より知識が深まります。
私は部下に仕事を任せる時は、マニュアルを作ってからお願いするようにしています。
そうすることで、私の知識は深くすることができましたし、部下に一から教えないですんだため、説明する時間を減らすこともできました。
また、マニュアルを作ることで、部下もすぐに覚えることができたため、短期間で私の手から任せた仕事を手放すことができました。
思い切って、部下に仕事を任せてみよう
部下に仕事を任せるためにするべき行動は、思い切って、部下に仕事を任せてみることです。
確かに、任せようとしている仕事の経験が、浅い部下に任せるのは不安があります。
しかし、人は責任感を持つことで、成長することができます。
そのため、思い切って、部下に仕事を任せてみるのもありです。
仕事を任せられた部下は、責任感を持つことができるため、成長することができます。
成長することができれば、あなたはもうその仕事をしなくても良くなります。
短期的にみれば、あなたに得はないかもですが、長期的に考えれば、あなたにも得があります。
また、部下が成長をしてくれたら、仕事を任せた側もうれしくなりますよね。
部下が失敗した時、あきらめないでフォローしよう
部下に仕事を任せるためにするべき行動は、部下が失敗した時、あきらめないでフォローすることです。
部下に仕事を任せて失敗したとした時に、「こいつダメだ。自分がやらないと」と考えてあきらめてしまいがちです。
しかし、すぐに諦めてしまうと、結局自分がやらないといけなくなり、結果的にあなたは得しませんよね。
何度も教えてもできないなら、部下に原因はありますが、教え方が下手だった可能性だってあります。
部下と話し合って、何で失敗したか一緒に考えてみましょう。
一緒に考えることで、部下からの信頼を得られますし、部下は「次こそは、成功させる」とやる気も出るはずです。
諦めるのは簡単ですが、結果的にあなたが損していることになってしまいます。
ということで、以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。