こんにちは、シゲです。
・本音と建て前って分けた方がいいのかな?
・建て前だと嫌な気持ちが残るし、本音だと相手を傷つけてしまいそう…
・どうすればいいのかな?
というお悩みにお答えしていきます。
本記事内容は、下記になります。
- 1:本音と建て前を分ける必要があるか?
- 2:本音と建て前を分ける必要がない理由
- 3:本音で言うメリット
- 4:本音を伝える方法
「本音と建前って分けて人間関係を築いた方が良い?」「でも、分けると信用できる関係性になりにくいのでは?」と悩んでいませんか?
確かに、本音と建前を分けると当たり障りがない対応ができ、人間関係の悪化は逃れられます。
しかし、一歩踏み込めずに、人間関係を良好にしにくいというデメリットもあります。
断言しますが、本音と建前は分ける必要はないです。
無駄なことを減らしてシンプルに生きるのは、本音で生きることが最適。
本音と建前を分けることに違和感を感じているなら、参考にして本音と建前の上手い使い方を参考にしてみてください。
本音と建て前を分けるかで悩んだことがある私が、詳しく解説していきますね。
1:本音と建て前を分ける必要があるか?
結論は、本音だけでOKです。
建て前で対応しても、得することがないからです。
具体的な理由を解説していきます。
2:本音と建て前を分ける必要がない理由
本音と建て前を分ける必要がない理由は、下記4つになります。
- 建て前は願望を相手に押し付けている
- 建て前を言っても、問題が長期化する
- 建て前を使うのは、自分が嫌われたくないだけ
- 「建て前だから」と言って本音を押し付けてくる人がいる
建て前は願望を相手に押し付けている
建て前を言うことは、「優しく言っているのだから空気読んで」と相手に言っているのと同じだからです。
最終決断を、自分の意思ではなく、相手が決めた事にしたいだけの願望です。
建て前を続けてしまうと、自分の意思をはっきりと伝えられなくなるデメリットにもなります。
上司からの仕事依頼を断る場合で例えてみます。
- 上司「今日、○○の書類作成が急遽必要になった。どうにか対応してくれないか?」
- 自分「今日ですか…。今日は××の仕事が立て込んでいるので…」
- 自分(本音)「やんわり断ったから、上司も察してくれ」
- 上司「××の仕事か…じゃあ別の人に頼むよ」
- 自分「すみません」
こんな感じで、相手に「空気読んで」と言っているのと同じになります。
また、建て前は空気読めない人には伝わらないため、最終的には断れなくなる可能性もあります。
- 上司「今日○○の書類作成が急遽必要になった。どうにか対応してくれないか?」
- 自分「今日ですか…。今日は××の仕事が立て込んでいるので…」
- 上司「××は、今週中だろ。○○を優先してくれ」
- 自分「××の進捗が遅延してまして…」
- 上司「遅延しているのは、お前の責任だろ。今日は○○を優先してくれ」
- 自分「…分かりました」
こんな感じです。
自分の意思を突き通すためにも、建て前は不要になります。
上記理由から、建て前は願望を相手に押し付けているだけなので、辞めましょう。
建て前を言っても、問題が長期化する
建て前で対応すると、相手の機嫌を考えてしまい、即決できなくなるからです。
会社の飲み会を参加するかで例えてみます。
- 同僚A「1週間後に、飲み会あるけど参加する?」
- 自分「1週間後か~。家族と相談しないとだから、また後日回答する」
- 自分(本音)「めんどくせ~。何とか断れないかな?」
- 同僚A「わかった」
- 同僚A「飲み会、3日後だけど、参加するか決まった?」
- 自分「ごめん。忘れてた」
- 同僚A「じゃあ、当日に参加できそうなら声かけて」
- 自分「わかった」
こんな感じで、問題を長期化させているだけになります。
初めから本音で断っていれば、同僚Aとのやり取りも少なくて済むため、双方とも時間を無駄にせずに済んだはずです。
上記理由から、建て前を言っても、問題が長期化するだけなので、建て前を辞めましょう。
建て前を使うのは、自分が嫌われたくないだけ
建て前は、相手の機嫌を損ねないようにする行為だからです。
また、建て前を使うことで嫌われないなら、既に戦争や喧嘩はなくなっているはずですよね。
「建て前=嫌われない」というのは、間違った考え方です。
建て前と使おうが本音だろうが、嫌われるものは嫌われます。
私も11年勤めていた会社で、建て前で仕事依頼してくる関係部署の人がいました。
結局、何が言いたいのか理解できず、イライラして嫌いだったことを覚えています。
また、建て前で対応していた上司も、退職後は一切に連絡を取っていません。
自分のためにならない人に好かれる必要はないため、建て前は不要です。
上記理由から、建て前を使うのは、自分が嫌われたくないだけです。
しかし、建て前を言っても嫌われるものは嫌われるため、建て前使う必要はありません。
「建て前だから」と言って本音を押し付けてくる人がいる
建て前と言えば、相手も建前で対応しないといけないと思い込み、反論されにくくなるからです。
そのため、自分が楽をできる本音を、相手が受け入れやすくなります。
私が11年勤めていた会社でも、下記のような対応をされた時があります。
- 上司「緊急の仕事が入った」
- 上司「納期1週間前だから、徹夜を頼む」
- 自分「急すぎません?」
- 上司「確かに急だが、会社の経営に関わることだから、すまないかが呑んでくれ」
- 上司「ちなみに、俺は管理職から徹夜を止められた」
- 上司「理由は、冷静な判断ができる人が残っていないといけないと言われた」
- 上司「会社のために頼む」
- 自分「…分かりました」
- 上司(本音)「徹夜しなくて、責任も部下に押し付けられるからラッキー」
こんな感じです。
結局、私含め数名の部下が徹夜をして損をしました。
建て前を理由に本音を押し付けてくる人に、素直に建前で返してしまうと損をするだけです。
建て前を理由に本音を押し付けてくる人には、本音で反論しましょう。
ここまでが、本音と建て前を分ける必要がない理由になります。
建て前で対応すると、自分が損することが多いことが分かったはずです。
自分が損しないためにも、建て前を辞めて本音で対応しましょう。
3:本音で言うメリット
ここからは、本音で言うメリットを紹介していきます。
本音がいかにメリットが多いかを知れば、より建て前を使う必要がないことが分かっていただけるはずです。
具体的には、下記3つが本音で言うメリットになります。
- シンプルでわかりやすい
- 自分自身を守れる
- 無駄な人間関係がなくなる
シンプルでわかりやすい
本音を言えば、自分の意思を直球で伝えるため、相手も理解しやすいからです。
また、すぐに相手に伝われば余計なやり取りが減り、双方にメリットがあります。
初デートの時に外食する場合で例えます。
- 異性「何食べたい?」
- 自分「ラーメン」
- 異性「美味しい醬油ラーメンの店知ってるよ」
- 自分「じゃあそこに行こう」
こんな感じで、すぐに意思決定でき、行動に移すことができます。
建前で対応すると「なんでもいいよ」と返答してしまい、異性は会話と行先に悩んでしまうはずです。
上記理由から、シンプルでわかりやすいことが、本音で言うメリットになります。
自分自身を守れる
本音を言えば、他人に振り回させなくなるからです。
建て前で対応しても、相手に優柔不断・はっきりしないやつと判断されてしまい、ゴリ押せば本音を突き通せると思われてしまいます。
会社の上司に理不尽な仕事依頼された場合で例えてみます。
- 上司「今日中に、○○の仕事処理してくれ」
- 自分「今日の予定は××の仕事なんで無理です」
- 上司「〇〇の方が納期近いから、優先を変えてくれ」
- 自分「××の進捗が遅れるので無理です」
- 自分「それに、○○をこんな短期間で処理しろという方が理不尽ですよ」
- 自分「短期間になったのは、上司の管理不足が原因ですよね」
- 自分「すみませんが、他の人に頼んで下さい」
- 上司「…分かった」
こんな感じで、本音を言えば他人に振り回されなくなります。
自分を守るためにも、本音で反論しましょう。
無駄な人間関係がなくなる
本音を言うと、自分のエゴを突き通そうとする人が近づかなくなるからです。
そのため、自分が損をするような人と付き合わなくなります。
例えば、仕事を丸投げする上司に本音で断れば、次から理不尽な仕事を任されることがなくなり、会話も必要最低限だけになります。
このように、本音を言うと無駄な人間関係がなくなります。
4:本音で伝える方法
本音で伝える方法は、本音を理解して他人を気にせずに、1意見として相手に伝えることです。
詳しく知りたい方は、下記記事をご確認下さい。
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本音を言えない理由【本音で伝える方法も紹介】
2022/11/19
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5:まとめ
本記事の内容をまとめます。
- 本音と建て前を分ける必要はなく、本音で伝えましょう
- 本音と建て前を分ける必要がない理由は、下記4つ
- 建て前は願望を相手に押し付けている
- 建て前を言っても、問題が長期化する
- 建て前を使うのは、自分が嫌われたくないだけ
- 「建て前だから」と言って本音を押し付けてくる人がいる
- 本音で言うメリットは、下記3つ
- シンプルでわかりやすい
- 自分自身を守れる
- 無駄な人間関係がなくなる
建て前を使っても、自分が損をするだけです。
本音を言って、自分のためになる人生にしましょう。
ということで、以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。