11年勤めた会社でサービス残業をした経験があるシゲです。
・仕事でサービス残業が多く、疲労がひどい。
・仕事に対するモチベーションも下がるし、サービス残業を辞める方法を知りたい。
というお悩みにお答えしていきます。
本記事では、下記内容を解説していきます。
- 1:サービス残業は労働基準法違反になるか?
- 2:サービス残業が起こる理由
- 3:サービス残業は自分に利益になるか?
- 4:サービス残業を辞める方法
「会社の経営状態を理由に残業代も出ないけど、仕事が終わらず残業の日々が続いている…」「でも、何のために頑張っているかわからないし、もう限界」と悩んでいませんか?
残業の日々は疲労が溜まり続けて、考えることもできなくなるし、残業代もでないとなると気持ちも落ち込みますよね。
正直、このままサービス残業をしても、会社に無理やり飼いならされる状況が続き、人生が悪い方向に向いたままです。
しかし、どう残業を辞めていいか分からないというかたもいるはず。
そこで、本記事ではサービス残業を辞める方法を紹介します。
サービス残業で、人生無駄にしているなと感じている方は、本記事を参考に残業地獄から抜け出すきっかけにしてみてください。
11年勤めた会社で、サービス残業を強いられることも多かった私がノウハウを共有しますね。
1:仕事のサービス残業の対処方法【サービス残業は労働基準法違反です。】
サービス残業は、労働基準法に違反しています。
労働基準法(第32条)では、1日8時間、1週間40時間が労働時間とされています。
上記以上の労働は、時間外労働に該当します。
さらに、労働基準法(第37条)で、時間外労働になったら、通常の労働時間の2.5~5.0割の割増資金を支払わなくればいけないとさせれています。
上記から、サービス残業は違反であるということがわかりますね。
ちなみに、労働基準法(第32条、第37条)を違反した時の罰則は、下記になります。
労働基準法(第119条)で、6か月以下の懲役又は30万円以下の罰則
罰則が軽いため、サービス残業を軽視している経営者も多いですね。
もっと詳しく知りたい方は、労働基準法-e-Gov法令検索をご確認下さい。
上記内容から、サービス残業は、労働基準法に違反しています。
2:サービス残業が起こる理由
サービス残業が起こる理由は、下記3つになります。
- 仕事量が多すぎる
- 経営者の利益になる
- 上司がサービス残業を勧めてくる
では、詳しく解説していきます。
仕事量が多すぎる
サービス残業が起こるのは、仕事量が多すぎるからです。
仕事量が多すぎると、納期がギリギリになり、納期を守ることを最優先に考えてしまうからです。
そのため、時間外労働の上限(月45時間、年360時間)を過ぎても仕事をしてしまうため、サービス残業になってしまいます。
なぜ、納期(会社)を守ることを最優先するのかというと、下記内容の不安や責任があるからです。
- 会社の経営が傾いたら、生活が保障されない
- 上司からの評価が下がるため、昇進できない
- 周囲から、ダメな奴だと認識されてしまう
- 上司に逆らったら、パワハラをされるのでは?と不安になる
- 周囲は残業していて自分だけ帰ることはできない
上記のような不安や責任感を持っていると、サービス残業をしてしまいます。
上記理由から、サービス残業が起こるのは、仕事量が多すぎるからです。
経営者の利益になる
サービス残業が起こるのは、経営者の利益になるからです。
サービス残業は、人件費を削りながら、多くの仕事量を処理することができるため、経営者(会社)に利益になるからです。
そのため、経営者(管理職)は、下記のような方法で従業員にサービス残業をさせようとしています。
- サービス残業を強要する
- サービス残業が当たり前の社風を作る
- サービス残業にならざる負えない状況を作る など
正直、会社の立場を利用したパワハラですね。
このように、サービス残業で会社の利益を出したいと考えている経営者もいることを覚えておきましょう。
上記理由から、サービス残業が起こるのは、経営者の利益になるからです。
上司がサービス残業を勧めてくる
サービス残業が起こるのは、上司がサービス残業を勧めてくるからです。
上司は自分の過去経験から、「サービス残業は当たり前だ」と考えている人が多くいるからです。
そのため、上司という立場から、部下にサービス残業を進めてくるため、サービス残業が職場から無くなりません。
正直、上司達が経験している時は、バブル時期で「生活の担保」「ボーナスの上乗せ」「昇給」など従業員にもサービス残業をしても利益があったからです。
しかし、現在は従業員に利益がないため、サービス残業をする方が損をします。
上司は、時代を混合させているだけなので、信用しないでおきましょう。
私も社会人2年目の時に、上司から 「仕事が終わらないなら、サービス残業をするのは当たり前だ」と言われた経験があります。
また、「苦しんだ分だけ、後から自分に返ってくるから」とも言われましたね。
当時は、30以上年が離れた上司だったため断ることもできず、「しょうがないか」と諦めサービス残業をしていました。
しかし、約10年ほど経ったけど、自分の得には一切ならなかったですね。
まぁ上司を少しでも信用した私が悪いのですが…
上記理由から、サービス残業が起こるのは、上司がサービス残業を勧めてくるからです。
3:サービス残業は自分に利益になるか?
結論から言うと、サービス残業は自分に利益がないため、絶対に辞めた方がいいです。
サービス残業で、得することは「上司の機嫌がとれる」くらいしかありません。
正直、上司の機嫌を取っても、自分の昇進などには直結しないためほぼ無意味ですね。
下記に、サービス残業のデメリットを記載します。
- 収入が増えない
- 会社や経営者のために時間を使っている
- ストレスが溜まる
- 法律違反に該当する
- サービス残業をしても昇進しない など
上記みたいな感じです。
また、サービス残業が当たり前の社風である時は、会社にいること自体もリスクになっています。
サービス残業で、会社の経営を保とうとしている=人件費を削ることでしか経営が成り立たないと言っているようなものです。
このような会社に在籍し続けても、ぼろ雑巾のような扱いをされ、使えなくなったら捨てられるだけです。
サービス残業が、根付いている会社は、リスクが大きいことを覚えておきましょう。
上記内容から、サービス残業は自分に利益がないため、絶対に辞めた方がいいです。
4:サービス残業を辞める方法
サービス残業を辞める方法は、下記2つになります。
- 残業自体をしない人と認識してもらう
- 転職する
では、詳しく解説していきます。
残業自体をしない人と認識してもらう
残業自体をしない人と周囲に認識して貰えば、サービス残業をしないで済むからです。
- 「残業をしない」=自分の意思
- 「サービス残業」=他人の意思
上記の2つのぶつかり合いです。
正直、周囲からは痛い目でみられるかもですが、サービス残業は自分に得が一切ないので、自分のために貫きましょう。
定時退社を1~2か月続ければ、周囲も「あの人は残業しない人」と認識するようになるので、問題なしです。
仕事は他人のためにするためではなく、自分のためにするものです。
周囲は気にせず、自分の利益を優先しましょう。
上記理由から、サービス残業を辞めるには、残業自体をしない人と認識してもらいましょう。
転職する
サービス残業を辞めるには、転職をするのもありです。
会社によっては、従業員さえも脅してサービス残業をさせる会社があります。
このような会社に居ても、損しかしないため、転職などで環境を変えましょう。
また、サービス残業を辞められても、サービス残業を推薦する会社なら、経営自体が危ないため、転職をしてもありです。
まずは、転職活動から始めましょう。
転職活動をするなら、転職エージェントを使うと便利です。
転職エージェントとは、個人の転職活動をサポート・アドバイスしてくれるサービスです。
たとえば、企業と直接調整しづらい、給料面などを個人の代わりに企業と調整をしてくれたりします。
転職活動は、給料アップするための良い機会のため、転職エージェントでサポート・アドバイスして貰う価値は十分にあるはずです。
無料で利用できるので、登録だけでもしちゃいましょう。
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【補足】おすすめしない対応方法
少しだけ補足になりますが、おすすめしない対応方法を紹介します。
おすすめしない対応方法は、下記2つになります。
- 労働組合に相談
- 労働基準監督署に報告
労働組合は、本来従業員のために作られた組織ですが、ほぼ機能していないからです。
正直、会社の経営者(管理職など)は、労働組合側にすり寄って仲が良くなっているからです。
そのため「まぁ同じ社内だし、穏便に済ませましょうよ」と流される可能性が非常に高くなるからです。
また、労働基準監督署に報告した場合、労働基準監督署とのやり取りに相当な労力がかかります。
また、実際にサービス残業が発覚すれば、「取引先」や「近所」から会社の信頼を失い、他の従業員にも迷惑が掛かるからです。
上記理由から「労働組合に相談」「労働基準監督署に報告」はあまりおすすめできない方法になります。
5:まとめ
最後に、サービス残業は、法律違反です。
また、サービス残業をしても、自分自身に得がないため絶対に辞めましょう。
どうしても、サービス残業を辞められない人は、転職などで環境を変えることを検討しましょう。
自分を守れるのは、自分だけです。
自分の人生を豊かにするためにも、一歩変わってみませんか?
ということで、以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。