こんにちは、シゲです。
・年上の部下と接しづらいと感じている…
・指示に従って貰いたいけど、言うことを聞いて貰えない…
・どうすれば、年上の部下と上手く付き合っていけるのかな?
というお悩みにお答えしていきます。
本記事の内容は下記になります。
- 1:年上の部下に接しづらい理由
- 2:年上の部下と上手く付き合う方法
「出世して、年上の部下を持つことになったけど、嫌われている気がする…」「仲良くしろとは言われないけど、仕事に支障が出ないくらいの接し方はしたい」と悩んでいませんか?
会社員の場合、出世を期待する人がいるため、出世に合わせて嫌がれることもありますよね。
しかし、年上の部下と上手く付き合うコツはあります。
私も11年勤めた会社で、一回り以上年の離れた人に指示を出していた時がありますが、人間関係も良好に保つことができました。
せめて仕事に支障が出ないくらいの関係性でいたいという方は、本記事で年上の部下と上手く付き合い方法を紹介するので、参考にしてみてください。
5分ほどでサクッと読めてしまうので、読んでみて下さい。
1:年上の部下に接しづらい理由
まずは、年上の部下は何を考えているかを理解しましょう。
年上の部下が考えていることがわかれば、対策を取りやすくなるからです。
具体的には、下記2つになります。
- 年上の部下があなたを認めていない
- 経験からのプライドがある
年上の部下があなたを認めていない
上司であるあなたの言動をみていて、自分(年上の部下)よりも熱意が感じなく、会社の立場だけで接していると考えているからです。
例えば、あなたの上司が下記言動をしていたら、上司として認めることができるでしょうか?
- 毎日PCの前で座っているだけで、何をしているかわからない
- 作業指示は、基本予定表の送付だけ、緊急の依頼のみ口頭
- 部下が、残業や休日出勤しているのに、定時で帰宅
上記内容の言動をしていたら、大半の人は上司として認めることはできないはずです。
このように、年上の部下は上司であるあなたの言動を見て、上司である器かどうか判断しています。
ただ仕事を処理するだけではなく、年上の部下に仕事の熱意があることや実績を作っていることをアピールしましょう。
上記理由から、年上の部下に接しづらい理由は、年上の部下があなたを認めていないからです。
経験からのプライドがある
仕事で使用する専門知識・スキル・経験どれをとっても、上司よりも自分(年上の部下)の方ができると考えているからです。
つまり、自分(年上の部下)よりも、実力・経験がない奴に、指示される必要がないというプライドがあります。
- 上司「○○の作業ですが、このマニュアル通りに実施お願いします」
- 年上部下「…わかったよ」
- 年上部下(内心)「言われないでもわかっているよ。10年も続けているし、経験もしたことないお前に指示される必要はない」
こんな感じです。
上記理由から、年上の部下に接しづらい理由は、年上の部下に経験からのプライドがあるからです。
2:年上の部下と上手く付き合う方法
ここからは、年上の部下と上手く付き合う方法を紹介していきます。
年上の部下を味方に付けるためには、重要な内容になるので覚えておきましょう。
具体的には、下記4つの方法です。
- 年齢や立場は関係なしで接する
- 共感できる仕事を一緒に実施する
- 自分の意見を言いつつ、相手の意見も尊重する
- 精一杯努力している姿を見せる
年齢や立場は関係なしで接する
優劣を気にしくなり、人として平等な立場で接することができるからです。
年上の部下も、上司が優劣を決めていない人を分かれば、親しみやすく感じます。
- 【NG】
- 上司「完成した○○の資料の内容、もう少し内容濃くして下さい」
- 年上部下「今まで通りに作ってきたけど…」
- 上司「私はダメと判断したので、修正お願いします」
- 年上部下「やり方がわからないから、他の人に頼んで」
- 上司「…」
- 【OK】
- 上司「完成した○○の資料の内容、もう少し内容濃くしませんか?」
- 年上部下「今まで通りに作ってきたけど…」
- 上司「そうですよね。でも、経験も浅い私には専門用語が多くて分かりにくく感じてしまいました。」
- 上司「誰にでもわかるような内容にして置きたいので、協力お願いします」
- 年上部下「わかったよ。どこがわかりづらかった?」
こんな感じで、人として平等な立場で接すれば、年上の部下も歩み寄って来てくれます。
上記理由から、年上の部下と上手く付き合うには、年齢や立場は関係なしで接しましょう。
共感できる仕事を一緒に実施する
一緒に辛かったり、楽しい感情を共有すると、年上の部下との距離も縮まるからです。
- 上司「急に○○の仕事が入ったから、今日中に処理お願いします」
- 年上の部下「今日は✕✕の作業を終わらせる予定だから」
- 上司「会社として○○の方が優先なので、✕✕は中断して下さい」
- 年上の部下「…わかった」
上記会話の後、上司が定時で帰宅、年上の部下が残業をしていたら、距離が離れていくだけですよね。
では、共感例で説明します。
- 上司「急に○○の仕事が入り、今日中に処理しないといけなくなりました」
- 上司「私も今から○○の仕事を実施するので、手伝いお願いします」
- 年上の部下「今日は✕✕の作業を終わらせる予定だったんだけど…」
- 上司「そうですか。✕✕が遅れた分は、外注化して対応しましょう」
- 年上の部下「わかった」
その後、一緒に必死で○○の仕事を処理し、辛い経験を共有できたら、お互いに苦労していることが相手に伝わるため、距離が縮まります。
上記理由から、年上の部下と上手く付き合うには、共感できる仕事を一緒に実施しましょう。
自分の意見を言いつつ、相手の意見も尊重する
意見が違っていても、お互いに1つの意見として捉えれば、喧嘩になることはないからです。
私が11年勤めた会社に在籍中に、年上の部下に作業指示を出したところ、下記内容で意見の相違がありました。
- 私「○○の仕事を、この手順書通りに実施して3日後までに処理お願いします」
- 年上部下「わかったけど、やり方は昔実施していたやり方で実施させて」
- 私「この手順書通り処理した方が、効率がいいですよ」
- 年上部下「新しいやり方を覚える時間がもったいないから」
- 年上部下「後、他の仕事も立て込んでいるから、3日後は無理。せめて5日後にして」
- 私「わかりました。納期までには処理お願いします」
こんな感じで、自分の意見を言いつつ、相手の意見も尊重すれば、大きな喧嘩になることはありません。
当時の私は年上の部下を「こういう考え方の人なんだな」と納得して、自分と考え方が違うだけと割り切っていました。
上記考えで接していても、年上部下と人間関係が悪くなることはなかったし、むしろ本音を言い合えたので仲が良くなった気がします。
上記理由から、年上の部下と上手く付き合うには、自分の意見を言いつつ、意見が違ったら、相手の意見も尊重しましょう。
精一杯努力している姿を見せる
一生懸命努力している姿を見ると応援したくなるからです。
例えば、テレビで国対抗戦のスポーツを観戦をしていると、必死に頑張っている日本人選手を応援したくなりますよね。
上記のように、会った時もない人でも、一生懸命努力している姿を見ると応援したくなります。
仕事も同じで、一生懸命努力している姿を見せれば、年上部下でもあなたを認め協力してくれるようになります。
上記理由から、年上の部下と上手く付き合うには、精一杯努力している姿を見せましょう。
限界なら距離を開ける
最終手段ですが、どんな方法を試しても、年上の部下との関係が改善されないなら、距離を開けることも視野に入れましょう。
どんなにこちらが歩み寄ろうとしても、相手が歩み寄る気がないなら、ストレスになるだけだからです。
できないことを頑張っていても、損しかしません。
私にも、年上の部下で距離を開けた人がいました。
距離を開けた時に、ずっと悩んで苦しんでいたことから解放され、気持ちがスッキリしたことを覚えています。
上記理由から、限界なら距離を開けましょう。
ということで、以上になります。
結局は、人として平等に接することが重要です。
立場・年齢は気にせずに、正直に付き合っていきましょう。
また、一生懸命努力したり共同で何かを経験すると、共感して貰えるため、年上の部下から認められるきっかけになります。
年上の部下と仲良くなれば、大きな味方になってくれるはずです。
人として平等に接しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。